先週から始まったドラマ「電車男」。電車男の描写が徹底的にステレオタイプのおたくに描かれていて、なんだかいたたまれなくなった。その分、頑張れ電車男気分はクライマックスに向けて高まるんだろうけど。
さて、このドラマのオープニングがなんでELOのTwilightなのか、不思議だった。普通はドラマの主題歌ってタイアップが多いんじゃないの?何か元ネタでもあるのかと思ったら、やっぱりありました。2ちゃんねるのスレッドで教えてもらった。 1983年、後に「エヴァンゲリオン」を制作するGAINAXの前身、DAICONFILMという映像制作集団が「日本SF大会」で一本のフィルムを上映した。まずはこちらでDaicon 4 Part2というファイルをダウンロードしてみて欲しい。ここで使用されている楽曲がまさにELOのTwilightだった。間違いなく、電車男のオープニングはこのDaicon4へのオマージュになっているに違いない。 ちょっと深読み。以前紹介した大塚英志の『「おたく」の精神史』において、おたく発生起源を83年としている。この作品も83年発表だから、やはりこの83年という年がこの作品を契機としておたくビックバンが起こった年ではなかろうか。 それから、Twilightのイントロ部、これがDaft Punkの前作Discoveryの曲想に酷似している。ヴォコーダーで過剰に加工したボーカルのルーツはこのあたりにもあったのか、と思ってしまう。しかも、Discoveryの一連のPVは松本零士が関わったSFアニメだし(こんな感じ)、この作品がどこかで影響を与えていないだろうか。 #
by seed_for_thought
| 2005-07-11 23:28
最近、猟盤日記を更新していないからといってレコードを買っていない、というわけではないのです。むしろ、ここに書くのが面倒くさくなるほどレコードを買い過ぎてしまってるのでした。でも放っておくとこのまま報告するのがもっと億劫になってしまうので、気合いを入れて報告します。ってここ見てる人も少ないですけどね。あくまで自分のため。○はシングル12吋、●はシングル7吋、◎はアルバムです。特に注記がなければアナログです。全部で26枚。
01◎Monkey Business / the Black Eyed Peas 02○Across the Sky / Space Cowboys 03◎Voodoo-Party / James Last 04◎Salsa Sexy / Caunedo y su orquesta 05◎Buyu / Jose Mangual 06◎Superimposition / Eddie Palmieri 07◎the Best of El Chicles / El Chicles 08◎Even Now / Barry Manilow 09◎the Cisoco Kid / Reuben Wilson 10◎the Hits : Reloaded part. one / Kool & the Gang 11◎今年の夏はモア☆ベター / 森高千里 12◎Last Tango in Paris / O.S.T (写真) 13◎Urban Thermo Dynamics / Urban Thermo Dynamics 14◎Other Directions vol.1&2 / Nicola Conte 15○Covers EP pt.2 / V.A. 16○Remixs / Victor Davis 17○Chicago Boogie / V.A. 18○G.T.A. / Ced Twice 19○Can I Kick It ?(the VON TRAPP mix) / A.T.C.Q. 20○Getting over you / Hiroshi Fujiwara 21○Make up your mind / Aurra 22○This will be a night to remember 23○Helplessly / Moment of Truth 24◎Disco heat / Kenny Dope 25●Dance Hall Fever / Half Pint 26●Bullet with butterfly wings / Smashing Pumpkins 各作の簡単なコメントはこちらで。 #
by seed_for_thought
| 2005-07-10 22:02
| Vinyl+Music
とうとう買ってしまいましたよ。これで無人島に行く時に10枚選ばなきゃいけないなんて制約ともオサラバです。で、今日から少しずつ手持ちのCDをエンコードしてiPodに転送です。目標は一日一枚です。それが終わったらアナログレコードをCDに焼いてこれもまたエンコードです。一生かかるかもしれません。
今日の一枚 KENNY DOPE / DISCO HEAT #
by seed_for_thought
| 2005-07-07 23:09
| iPod
なにかと話題の多いこのシリーズ。残虐性が話題になっているけどゲーマーの評価は非常に高い。北米じゃ、最新作が発売になるといきなりミリオン越えているお化けソフト。なんでか?やっぱりPlayしてみないとわからない。ということで買ってみた。
刑務所から出てきた男はVice Cityというフロリダのような南部の都市にやってくる。街にくるなり麻薬の密売で下手を打ってしまって、なんとかその後始末をしなければならない。街をうろついて車を盗んで、時々裏社会のヤバい奴らから頼まれた悪事に手を染めて金を貯めて、いっぱしのギャングになる、簡単に言うとそういうソフトである。まだPlay時間で3〜4時間なので、きちんとレビューすることは出来ないけど。というか自由度が高くて何にもしないで平気で1時間経ってしまう。 時代設定は80年代中期、ということで、盗んだ車から流れてくるラジオには様々なラジオ局があって、マイケル・ジャクソン、Old School Hip Hop、70年代のレアグルーブ、ラテンミュージック、ハードロックなどなどが気分で選ぶ事ができる。サントラ盤としても秀逸。何もしないでドライブしているだけで気分はレザボアドッグズに出てきたギャングの気分を満喫できる。まさかゲームやっててLonny Liston Smithの"Expansion"が聴けるとは思ってもみなかったし、 夕焼けのビーチを車で流しながら、Kool & the Gangの"Summer Madness"が流れてきた日にゃあ、あまりにハマり過ぎて、「クリアする」ことがどうでもよくなってしまう。これまでやってきたゲームの文脈(というか約束事)とは明らかに違う。 確かに分別のない子供にこのゲームは毒気が強すぎる。販売方法についてはもちろん一定の配慮が必要だと思うが、巷にあふれる"暴力"と、このゲームソフトを線引きする定義を巡ってはもっと深い議論がされるべきだと思う。色々考えさせられるこのゲーム、もう少しまったりPlayしてみよう。 #
by seed_for_thought
| 2005-07-05 00:38
| Vinyl+Music
書名:太鼓叩きはなぜ笑う
著者:鮎川哲也 随分、ここの更新を休んでしまった。本も読んでいるし、レコードも大量に買い込んでいるし、仕事の関係でゲームにも手を出しているので、ネタに事欠かないのだけど、逆にここの文章を書く時間がない!7月は仕切り直し、できるだけ更新します。 さて、本書は6月の初旬に大阪に出張に出掛ける東京駅の書店で買ったもの。短編ミステリが六編入り。行き帰りでさくっと読み終えるくらいの分量だと思ったので。 私立探偵の「わたし」が事件捜査に行き詰まると立ち寄るバー「三番館」。そのバーテンは事件の概要を聞くだけで、たちどころに解決の糸口を見つけてしまう。いわゆる安楽椅子探偵もの。 鮎川氏の作品は初読。他にもっと有名作はあるようだが、今までも何故か手に取らずじまいだった。これを機会に他作も読んでみよう。好きな作家が新しく加わるのは楽しい事だ。目の前に巨大なライブラリーがまた一つ現れて、これからそれに挑戦するということにもなるのだけど。 #
by seed_for_thought
| 2005-07-03 23:02
| Book shelf
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