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覆面芥川賞作家に?候補の舞城さん、写真・経歴公表せず
a0031719_23158.jpg覆面芥川賞作家に?候補の舞城さん、写真・経歴公表せず

 第131回芥川賞の候補作が8日、発表された。前回は19歳と20歳の女性の芥川賞作家が2人誕生して話題を呼んだが、今回は、「好き好き大好き超愛してる。」の舞城王太郎さんが、初の「覆面芥川賞作家」になるか注目される。

 舞城さんは「73年、福井県生まれ」以外に、経歴も写真も公表していない。昨年、「阿修羅ガール」で三島賞受賞の際も記者会見はおろか、授賞式にも出てこなかった。代わりに「作品を純粋な形で読んでいただきたくて、姿と声を隠しています」とのコメントが届いた。今年になって「噂(うわさ)の真相」誌が「高校時代のアルバムから発見」という写真を掲載したが、真偽も含め本人は沈黙したままだ。
(中略)
     ◇
 第131回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が次の通り決まった。(敬称略・50音順)

 【芥川賞】絲山秋子「勤労感謝の日」(文学界5月号)▽栗田有起「オテル・モル」(すばる6月号)▽佐川光晴「弔いのあと」(文学界5月号)▽舞城王太郎「好き好き大好き超愛してる。」(群像1月号)▽松井雪子「日曜農園」(群像5月号)▽モブ・ノリオ「介護入門」(文学界6月号)

 【直木賞】伊坂幸太郎「チルドレン」(講談社)▽奥田英朗「空中ブランコ」(文芸春秋)▽北村薫「語り女たち」(新潮社)▽熊谷達也「邂逅の森」(文芸春秋)▽田口ランディ「富士山」(同)▽東野圭吾「幻夜」(集英社)

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舞城王太郎はここ2年くらいず〜っと注目してきた作家。「自分だけがファン」だと(勝手に)思っていたマイナーなアーティストが急に注目されてうれしいような、でもちょっと寂しいような。本当に芥川賞をとるんだろうか。
受賞を伝える女子アナが『今回の受賞作は「好き好き大好き超愛してる。」です』なんて言ったら少し萌えます。写真はそのデビュー作。おすすめ。

舞城の作品に通底しているのは「(身体の)痛み」の欠如だと思う。
これは「バトルロワイヤル」や乙一の作品にも共通している気がする。
肉体的に激しく傷をつけられても、そしてその表現は生々しいのに、なぜか「痛み」を感じない。「痛み」に対するリアリティが全くない。なのに、ちょっとした心の動きが切ないほどの「痛み」を感じさせる。
勝手に私はそう感じながら読んでいる。

絲山秋子さんは大学の先輩らしい。在学中、ちらとお見かけしただけだが。
(だから”さん”付け)身内びいきから言うと、この方にも受賞して欲しいが、さてどうなるか。
[豆知識]
文学界群像新潮文藝すばるに載った中篇の小説が対象なのが、芥川賞。
単行本として出版された長編小説対象が直木賞。
だそうです。知ってた?
by seed_for_thought | 2004-07-08 23:16 | Book shelf
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