殺戮にいたる病
a0031719_23191546.jpg書名:殺戮にいたる病
著者:我孫子武丸

ミステリ作家はどうやって読者をあっと言わせるか、にその全精力を傾ける。本作は犯人のサイコ・キラー蒲生稔が逮捕される瞬間から描かれる。つまり、この犯人は果たして一体誰なのか、という問いは無効化しておいて最後の瞬間に全てをひっくり返す仕掛けを用意する。いわゆる「叙述トリック」と呼ばれる手法。(読んでいない人のために 「」内は反転しておく。)
殺人の方法が残虐で読んでいて気分が悪くなるような作品だったが、(作者による)騙しのテクニックは上手。悔しいが「そういう手があったか」と最後にうなってしまった。
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by seed_for_thought | 2004-11-20 23:19 | Book shelf
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