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平井堅の声の成分
平井堅の声の成分

東京ドームの平井堅コンサート「Ken's Bar」に行って来た。何かのきっかけでもないと平井堅のコンサートに自分から行く事はないから、お誘いいただいた時はこういう機会に一度見ておきたいと思ったのだった。結論から言うと、見ておいて良かった。きちんとショーアップされた良質のエンターテイメントであった。

東京ドームでコンサートを見たのは、もしかしたらローリングストーンズの初来日公演以来かもしれない。あの時は席も悪かったし音質も最悪だった。そういう悪い印象を大箱のコンサートに持っていたのだが、まったく問題なかった。編成はピアノ、アコースティックギター、ウッドベース、パーカッションというunpluggedなもので一つ一つの音の粒立ちがはっきりしていた。と、いうことはつまり、平井堅のヴォーカルの魅力をきちんと伝えきれていた、ということ。

生(に近い形)で聴いた平井堅の歌声は、少しイメージと違うものだった。独特のファルセットで発せられる一音一音が複雑な和音のようになっていて、メロディラインの上をなぞるのが主音ではなくて、フラットしていたりシャープしていたりする。でもそれで音程が外れているのではなくて、それを補う和音がそこで調和を保つようになっている。例えば、楽譜の上ではC(ド)の音なんだけど単純にC(ド)の音を出しているのではなくて、CM7th(ドミソシ)の音に聞こえるような声の成分になっていたのだった。鍛錬だけではない、そういう生まれもっての声がある、というのが平井堅の最大の魅力であり、個性なのだと思った。
なんて、難しいこと言わなくても十分楽しめるコンサートでしたよ。
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by seed_for_thought | 2005-12-23 00:29 | Vinyl+Music
香港への手紙
香港への手紙
メリークリスマス。そっちでは相変わらずそうで、なにより。

DJって「対話」なんじゃない?
自分の音楽遍歴と対話して、レコード選んで、フロアにいる人と対話するようにかけていく、その繰り返し。
どんな音楽好きなの?って聞かれるとすごく困って、そういう質問する人には「1時間でいいから僕がDJやっているの聞いて下さい」って答えたい。まぁ、実際には適当にお茶を濁す事が多いんだけど。
単純に自分の好きな曲を流しっ放しにするんじゃなくて、どういう文脈でその曲をかけるのか、そのストーリーが感じられるようにもしたいし、そこに音楽を聴いて来た体験がきちんと裏打ちされたものにもしたい。しかも、その場にいる人達がリラックスしてお酒が旨く呑めて、っていうところに持っていきたい。
ジャンルに縛られる事なく、いい曲をこの曲いいねって感じてもらえる一番いいタイミングでかけて、お客さんが少ない時はしっとりと、あったまって来たらアゲアゲにしたり。
実はニコーって笑ってピースサインするときって、この曲かけたらグーッとみんなの心に響くだろ、どうだってかけてみたらやっぱりグーッと来た瞬間、うれしくなってピースピースってしてしまうんだよ。
って書くといかにも私のDJが素晴らしいもののように見えてしまうかもしれませんが、本職の人と比べたらまるで素人なのでよろしく。
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by seed_for_thought | 2005-12-22 23:45 | Vinyl+Music
猟盤日記 神無月編
a0031719_22162866.jpg猟盤日記 神無月編
また溜めておくと、UPするのが面倒になるので、早めに更新。
この前、まとめて報告した後に購入したのが以下。
(12Sは12吋シングル)

1 12S Rodeo machine /Halfby
2 12S Help is on the way / Greyboy
3 12S Where's the party /Boston Rodoriguez
4 12S DWYCK Rio carnival mix /LK001
5 12S Force be with you /Jazz Liberatorz feat. T. LOVE
6 12S Jazz conversation /Tommispaxxx Soulz
7 12S Rock solid / Wade Waters feat. Cuban Link
8 12S Do you want to /Franz Ferdinand
9 12S Hung up /Madonna

1のHalfbyって京都の人達みたい。趣味のよいサンプリングでまとめたパーティチューン。3はもうアーティスト名だけで購入決定。ボストン・ロドリゲスってすげぇ名前。曲はドラムンベースっぽいリズムにベタなPOPSのメロディが乗っていてこれまたインチキくさい。この場合、インチキくさいは最上級の褒め言葉ですので、念のため。4はGangstarrの永遠のHIP HOPクラシックDWYCKを強引にラテン風トラックにリ・エディットしたもの。最近、この手のが増えてきているね。今回一番良かったのは6(写真)。これもStetsasonicの名曲、JAZZをリ・エディット。Middle Schoolの早口ラップがJAZZボッサアレンジ+四つ打ちバスドラに見事に乗っかっている。こういうおしゃれなのはあんまり趣味じゃないので普通だったら軽やかにスルーするんだけど、試聴してあまりの格好良さに思わず購入してしまった。8はウォークマンのCMでもお馴染み。9はマドンナの新曲。いろんなremixが入っていたけどアルバムアレンジが一番良いという罠。ある意味2005年を象徴する徒花。
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by seed_for_thought | 2005-12-05 22:15 | Vinyl+Music