書名:十角館の殺人
著者:綾辻行人 綾辻氏のデビュー作。いわゆる「本格」もの。(「本格」についてはこちらを参照)大学のミステリ研究会の七人が半年前に凄惨な殺人がおこった孤島の「十角館」に合宿にでかける。かれらの愛称はそれぞれ、ヴァン、ポウ、カー、エラリィ、アガサ、オルツィ、ルルウ。そう、名だたるミステリの作家の名前を冠しているのである。 数々のミステリへのオマージュ(「島田潔」なんて登場人物も島田荘司と笠井潔をくっつけたものだろう)と巧緻な筋立て、トリックの仕掛けは見事。優れたミステリは読み終わった後、作者が作中に忍ばせていた数々の伏線や仕掛けを再読したくなる。この作品もそう。 とはいえ、読んでいて犯人はわかってしまった。本当にびっくりさせられるミステリにはなかなか出会えないもの。
by seed_for_thought
| 2004-09-04 22:18
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